最近、外壁を黒色にした家が増えているように思います。
スタイリッシュに見える反面、周囲に黒色の新築住宅があまりにも多いので、タピオカのような一時的な流行りのように感じています。
新築予定の大田区には、景観に関する「色彩ガイドライン」があります。
内容を見ると、制限がかなり厳しいです。
家は基本的に四角なので、それを4方向から見た場合、各外壁の面積のうち、5分の4以上を色の薄い基本色とし、色の濃い強調色は5分の1以下にしなければなりません。
ここでは省略しますが、他にも屋根の色、外壁のアクセント色などの制限もあります。
外壁に使用できる色の基準は、「マンセル表色系」に基づき、色相(いろあい)、明度(あかるさ)、彩度(あざやかさ)という3つの尺度の組み合わせで制限しています。
上の図の凡例に、青い枠、黄色い枠、緑色の枠がありますが、枠の外にある色は、基本色でも強調色でもなく、そもそも使用できないということになります。
外壁でこだわったところは、妻からの要望でバルコニーを木目調にした点です。保育園に行く途中にある家を見て、同じようにしたいと思ったそうです。
バルコニー以外は、白っぽい色と少し濃い目の色で、2色としています。
外壁2色を上下に分けて、2階部分を薄い色、1階部分を濃い色とするパターンが多いように思います。
うちは1階部分と2階部分の上下で横に分けるのではなく、凹凸部分によって縦に色を分けることにしました。
外壁のサイディングボードはLIXIL(旭トステム)のAT-WALL15mmです。
【白っぽい部分】
ルミナードロンテSA/ナチュラルホワイトPA
【濃い部分】
ニューゼラトレSA/ゼラトレグレーPA
【バルコニー】
モダウッドSA/ウッディブラウンPA